2018/04/10

ジャガードタオルとは?ジャガードタオルに適したタオルの種類を紹介

ラブラボタオル編集部

スポーツ観戦やアーティストのライブなどで、応援グッズのスポーツタオルを見かけることが増えています。また、チームメンバーがおそろいのタオルを使っている場面も珍しくなくなりました。このようなケースで使われるタオルには、日常使いするような薄いものではなく、観戦やプレイ時に乱暴に扱っても傷みにくい、丈夫で厚みのあるものが適しています。そんな条件にピッタリなのが、ジャガードタオルです。高級感を出すこともできるので、ノベルティや販促グッズにも向いているでしょう。ジャガードタオルには、どのような特徴があるのでしょうか。

ジャガードタオルってどんなタオル?

ジャガードタオルの特徴は、織り糸の色の違いでデザインを表現する点にあります。通常のタオルのように、織りあがったあとにデザインを印刷するのではありません。さまざまな色あいの糸を使って「織る」ことが、そのままデザインを生み出すプロセスになるのです。

2色毛違いのジャガードタオルは、表と裏のデザインが色違いになっています。ジャガード織りでは、2色の糸のどちらか一方を、表に見える色として浮き上がらせます。反対の面ではもう片方の色が浮き上がるため、表と裏がリバーシブルになるのです。この織り方をすることで生地に厚みが生まれ、吸水性に優れた肌触りのよいジャガードタオルができあがります。ただし、3色のデザインにすると、片面はデザイン通りにできますが、裏面のデザインは乱れてしまうことがあります。

ジャガードタオルを作る前には、「版」、つまり、「型」を作らなくてはなりません。なぜなら、「どの色をどの部分で浮き上がらせるか」を決めるからです。糸の色の選び方や職人の技術、機械の機能などがそろってはじめて、イメージ通りのジャガードタオルが完成します。手間がかかる作業なので、自然と価格は高くなりがちです。しかし、高級感漂うジャガードタオルは、大切な顧客へ渡す品として適しており、送り手の好感度を上げることに役立ちます。

一般的に、ジャガードタオルの表面は、糸がループ状に飛び出たパイル生地になっているのが普通です。しかし、ループを表面に出ないようにした「フラット織り」のジャガードタオルというものがあります。「フラット織り」を使えば、デザインをよりくっきりと際立たせることが可能です。ループ部分がないため「引っかかり」や「糸つれ」が起きにくく、スポーツシーンなどにも最適でしょう。

プリントタオルとの違いはどんなところ

プリントタオルは、織りあがったタオルに、後からデザインを印刷するものです。きれいな仕上がりにするため、シャーリング加工を施した面に対してプリントするのが一般的です。シャーリング加工とは、パイル生地のループ状になっている部分をカットして、芝生のような状態にすることです。色はきれいに乗りますが、ループ部分がなくなることで吸水力が落ちやすくなります。ただし、印刷しないほうの面はシャーリング加工しないので、ループ状のパイル生地のままです。

プリントタオルは薄手になりやすく、高級感が出にくいのがネックになります。また、強い洗浄力の洗たく洗剤が開発されていることもあり、色落ちすると考えたほうが無難です。販促物としてプリントタオルを使う場合、色落ちによってトラブルに発展する可能性も考えておく必要があります。

ジャガードタオルの価格は?

ジャガードタオルの費用の内訳は、版代と製作費の2つです。どんなに少数のタオルを作る場合でも必ず版代がかかるので、枚数が少ないほど費用が割高になります。ただし、同じデザインのタオルを作る場合は、一定期間は型代がかからないのがメリットです。版代は、バスタオル以外なら3万~4万円前後と考えておけばよいでしょう。2色毛違いのジャガードのスポーツタオル(約40cm×110cm)を作るなら、製作費は1枚あたり約1000円からとなります。

質の良いオリジナルタオルを作りたいならジャガードタオル

ノベルティや販促用アイテムを制作する場合、顧客がすぐに捨ててしまうような質の悪いものを作っても、売り上げアップは望めません。タオルはだれでも使うものなので、捨てられにくく販促物には適したアイテムの一つです。しかし、同じタオルでも、高級感があるほうが印象としては良くなることは明らかでしょう。また、チームやメンバーの一体感を演出し、団結力を高めるのにおそろいのオリジナルタオルは非常に効果的です。プリントタオルには色落ちの心配もありますが、ジャガードタオルならそのリスクを抑えることができます。質の良いオリジナルタオルを作りたいなら、ジャガードタオルを検討してみてはいかがでしょうか。

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